2015年3月11日水曜日

歌のうまい歌手ベスト50www



病院の待合室で何気なくつかんだ週刊現代にすごい見出しがあって仰天した。

「今日本で本当に歌がうまい歌手ベスト50」という記事!








これ、かなり話題性があったらしくネットで検索すると出るわ出るわ、「これは酷い」とネタにした掲示板がたくさん表示された。検索して頂ければすぐ出るので詳細は書かないが

1位 桑田佳祐(58才)  97点  
2位 中島みゆき(62才) 96点 
3位 山下達郎(61才)  93点
4位 小田和正(67才)  92点    
5位 井上陽水(66才)  91点

うーむ、かなり高齢化が進んでおるな。



記憶によれば、選出は音楽の専門家4人と本誌、これにカラオケDAWのランキングを考慮したとなっており、4人の名前は書かれていなかったように思える。

そもそも

「歌がうまい歌手」っていうのは、
漫画のうまい漫画家」、「小説のうまい小説家
と言ってるのと同じと違うか?

それぞれに素晴らしい作品があるわけで、個人を特定した上で、その個人が発表した作品にランキングをつけるなら納得できる。

貴方は漫画のうまい漫画家を選出できるであろうか。

「好き、嫌い」を「うまい、へた」と区分できるか?恐らく出来まい。

この記事は元々「ギャグ」であり、批判も全部話題にしてしまえ、的なものだろう。

日本人は「評論家」が大好きな人種だ。誰かが評価するのを待っている。または評価したがる。
一方で評論家を卑下しながら自分も評論家となっている。だからこういった記事が堂々と載せられるのであろう。

歌であれば「レコード大賞」、「音楽配信ランキング」など、世に評価されたきちんとした公表できるものがある。漫画も、小説も優れた作品には「○○賞」として出版社などが称える。
その多くは「いくら稼ぎ出したか」、に加えて「芸術性」「文化的価値」を客観的に評価したものだ。
つまり大衆に認められた評価方法のみが唯一存在する。
これに向けて歌手、漫画家、小説家が挑むわけだ。
これに君臨している雲の上にいる人たちは「うまいかへたか」など微塵も感じていないと思う。

では本当のうまい歌とは?

これは分からない。一生かけても分からないと思う。

このブログではカラオケの上手い、下手に言及しているが、あくまで技術的な理論の実践であり、その結果「心に響く歌」が歌えるかは別問題である。

一時期「1/fゆらぎ」という言葉がはやった。電気製品で使われた言葉だったように思う。
自然界が発する音や現象には「1/fゆらぎ」が含まれているというものだ。
この言葉を生み出した人は天才である。
「何だか分からないが凄い理論だ」と一般人を見事に洗脳した。
現在でもこの「1/fゆらぎ」が生命体に大きな影響を与えると信じられている。

美空ひばりの歌唱にこの「1/fゆらぎ」が存在するのだという。だから歌のうまい人にはこの能力が必要だといい、その発現確率は100年に一度とか50年に一度だとかいう。
だがこれを実証した人は誰もいないと思う。依然として「オカルト」的用語なのだ。

コンピュータで打ち込んだバンドにコンピューターソフト「初音ミク」という歌手を合わせたボーカロイド楽曲が異常な人気を博している。この楽曲にはどう考えたって、「1/fゆらぎ」というような自然現象が入る余地はない。
このことから人間の歌唱に対する感覚はどんどん変化していると考えられる。

個人的な見解をいえば、歌ったときに人を「ハッ!」っと振り向かせることが出来るかどうかが歌のうまい、へたを分ける分岐点だと思う。だがその振り向かせる歌唱がどのようなものかはやはり分からないのである。

以上、独り言でした。

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