2014年12月17日水曜日

発声練習は無駄か。

発声練習と歌唱力、効果のほどは?

ここで、カラオケ訓練の常套文句発声練習についてちょっと考察してみます。

ここで一言。発声発音 は違います。
歌唱力に関していえば、発音のほうが影響が大きいと思っています。特に音響機器への影響が大きいです。

   → リンク エコーと声の艶の関係 を参照

生まれつき発音の才能があるひとが大半なような気もしますが、日本語の発音は子供のころ主に親から教わります。基本、親の発音が悪いと子供も悪くなります。しかし子供のころにレコード、CD、コンサート、歌の上手な人の生音など高音質の音メディアにたくさん触れた人はこれを吸収して自分で歌ったりしてまねをします。こういう人は発音の基礎ができあがります。

テレビはどうでしょう。当然たくさん見てます。ですが「聴いて」いません。
画像やストーリー、キャラクターに夢中で音声は聴いていません。
しかもテレビの音は地上デジタル、BS放送以前はかなり劣化したもこもこ音声です。
微妙なニュアンスは聞き取れません。

カラオケしている人が「もう少し上手になりたい」と思って発音練習したとします。
第二次性徴を超えたあたり(13歳~15歳)から25歳くらいまでの人なら効果あります。
30歳台以降50歳くらいまでは、ほとんど治らないと思います。
60歳台以降はまずむりでしょう。

ですが、発音練習はやっていただいた方が結果は良くなります。

一方、発声練習は主に呼吸方法の訓練です。一定の音程を維持するため肺からの呼気
をコントロールするものです。発音はよくなりません。
筋肉訓練なので発声は何歳でも良くなります。

ですが発音が悪い人の場合、発声練習の歌唱力への効果はわずかなものです。
発声練習も限定された人への歌唱力UPの手段ではないでしょうか。

本ブログの第二段階、第三段階をこなしていけば、発声練習は兼用できます。「大きな声」で歌うことによって呼吸法が身についてきます。

歌が自分のものになってから、発声方法、呼吸方法など他のサイトや専門書をお読みいただくのはいっこうに構いません。
理解いただきたいのは歌の基本が出来ていないうちに「発声練習」をいくらやっても歌はうまくならないということです。

以上、特に発声練習を否定しているわけではありませんので誤解無きようお願いします。


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