オーディオ機器やその他電子機材の開梱写真を掲載してます

開梱作業は浪漫ですよね。いや、本当に。買った瞬間から開梱までがピークでいざ使う段になるとテンション下がるというwww

パナソニックブランドの「Technics」のニュースなど適当に。

復活しましたね。出来ればレビューしたいが値段がなあ。

PCオーディオとは、果たして何なのか疑問を呈していく。

PCで音楽を聞くなんて当たり前でしたから、正直ブームにはあまり興味無しなんですよ。本当は。

音楽、オーディオ全般のへんなもの、妙な話題、おかしな記事など。

見つけ次第アップします。オカルトには興味ありますよ。幽霊とかUFOと同じ感覚で。

究極のカラオケレッスンです。イヤコレハレッスントハイワナイカモ。

いわゆる音の刷り込みです。カラオケは体で覚えるものなんですよ。

2014年12月30日火曜日

太古の自然音に身を蕩う。












雨が降っている。

窓を開ける。

風の音が掠める。

木々のざわめき。雨音が心地よい。


悠久の時を遡る。

太古の自然に身を蕩(たゆた)う。

川のせせらぎ、鳥達の唄声、虫が鳴いている。

遠くの雷鳴。嵐が近い。

川のせせらぎが轟音に変わる。

木々のざわめきが警告を発する。

天候の脅威を察知したものは生き、遅れたものは死ぬ。

わずかな草原の足音、葉の擦れる音、そして突然の咆哮。

肉食動物を早く察知したものは生き、遅れたものは死ぬ。

単語にならない古代人の声。安全、危険、求愛のみを知らせる。

聞き分けるものが生き、分からないものは死ぬ。

言葉が生まれる。水、食料、異性、場所、方向が言葉になる。

聞き分けるものが生き、分からないものは死ぬ。

言葉を子孫に伝える。

伝えられた種族は存続し、伝えられなかった種族は滅びる。

人間の聴覚は自然淘汰によって開発され現在に至る。

そこには音感はない。

ビットレートもサンプル周波数もない。

音楽は人工の産物。

木を叩き、草笛を吹き、狩猟の弓を弾き、楽器を作った。

声を用いて歌唱という技術を発展させた。

楽譜が発明され、音楽の再現が可能となる。

音楽による「利潤」が生まれた。

蓄音機が発明され音楽の機械による再現が可能となる。

録音と再生。

最初は同じ技術だった。

「録音」側は新しい音楽、媒体を開発し、純粋に音楽を売った。

「再生」側は最初は音楽を売りたいという本心で再生機械を作った。

どこからか、再生機械を売るという「利潤」に走った。

「再生」側は既に音楽を売らず、機械を売った。

それぞれが違う「利潤」を追い求た結果、現在に至る。

再生機械は買うが、本当に音楽を買っているのか。

人は迷う。

あらためて、太古の自然に身を投じよう。

音楽を楽しめる聴覚を進化させた古代人に感謝しよう。

そして機械の人工音を聞いている自分の耳に問いかけよう。

自然の音を懐かしんでいるであろう自分の耳に。
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2014年12月26日金曜日

オーディオ世界のオカルト性について考える

オーディオ=オカルトと言う様な風潮があります。

オーディオ世界がオカルトと言われる所以は以下の3点に尽きるのではないでしょうか。
結論は最下行に書いてあります。

1.理解し難い高額商品の存在

2.原理説明不能な商品を実しやかに理論付けて販売する。

3.一般の人に理解不能な「音の追求」または「無意味と一蹴」するマニア



1.について考察してみましょう。

iPod shaffleやポータブルCDプレーヤーは5,000円あれば新品が買えます。
一方ハイエンドオーディオの世界では音の出る構成を揃えるのに1,000万円位はざらです。
この価格差はなんと2000倍です!。
同じ機能を有する他の家電製品で比べても2,000倍の差がある商品なんてありません。
食べ物ではどうでしょう。一流シェフのレストランに行って牛丼チェーン店の500円の2,000倍
100万円の料理を出せと言われたらシェフは困るでしょう。
新車で2,000倍の価格差がある車を探せるでしょうか?
新居住宅で2,000倍の物件を探せるでしょうか?
新品の楽器で2,000倍の価格差を探すのも難しいでしょう。

洋服、家具、化粧品、アクセサリーは?
ブランド品とノーブランド品では2,000倍の価格差はあり得ます。
骨董品、美術品、宝石、ビンテージワイン、ビンテージ楽器なら2,000倍もあります。
これらは希少価値という立派な理由が存在していますが。

「音=品質」を度外視して「ブランド」で売ったり、買ったりするのであれば、正常と言えます。
「音=品質」を横に置いて、「外観」にこだわって売ったり、買ったりするのであればこれも正常でしょう。

肝心の「音=品質」の評価を、「iPodと比較して2,000倍の価値あり」と販売するメーカーがあるでしょうか。また、逆に「2,000倍の価値あり」と判断して買う人はいるのでしょうか?
価格差=品質の差という常識が通じないのがオーディオの世界です。これがオカルトと呼ばれてしまう原因の一部でしょう。

2.あやしげなオーディオアクセサリー
原理説明不能なオーディオ関連商品など山ほどあります。
・アンダーボード(オーディオボード)→まあ、ただの板です。
・CD消磁器→CDが帯磁すると読み取り精度が劣化するようです。MDじゃあるまいし。
・マイナスイオン発生器→空気が汚れると音の伝播特性が悪くなるようです。
・サウンドレボルバー→部屋に置くだけで重低音と倍音効果が出るそうです。
・電磁波吸収器→同じく置くだけで電磁波と静電気が吸収され音質が向上するそうです。
・ミラクルサウンドシャワー→床の振動を拾って音叉の原理で共振させるようです。
・超結界機器用シールド?→結界を張ってマイナス情報(?)から守るようです。
・アナログスタビライザー→回転するレコードの上に載せて重しをかけるものです。
・グランディングコンディショナー→機器の端子に接続することでアース効果を生んで聴感S/N(?)の劇的向上が見込めるそうです。
 

これら商品群はそのままオカルト性を持っています。
理解できない物理特性が働いている?大手メーカーは何故販売しない?
こればかりは「実感」できなければ何も論ずることは出来ません。
これらの商品は「価格」対「音品質」が存在しません。ゼロかイチかです。
確かなのはプラシーボ効果が出易いということです。

3.限りない音品質を追求する人々と無意味と一蹴する人々
音が変化する要因として現在考えられるTIPSを挙げてみました。私は電気屋ですがどれが効果的で本当かなど私には分かりません。AC電源のリッピング、TCP/IP、デジタルプロトコル、異種金属間の電蝕(でんしょく)、導体の温度抵抗変化などの知識があってもです。「変化する」のは間違いなく、良いか悪いかは別問題です。

・AC100V電源の影響→これがもっとも熱いかな?
(ACケーブルの交換、コンセント交換、屋内配線ケーブル交換、コンセントの極性、ノイズ源となる家中の家電機器の見直し、アイソレーショントランス、ダウントランス等)
・RCA/XLRケーブル、スピーカケーブル、USBケーブル、LANケーブルと音質の違い
・電気接点のめっき、めっきの種類、非めっきと音質の違い
・はんだの種類と音の関連
・PCのメモリー、HDD、SSDと音質の違い
・オーディオ専用PCの存在(静音PCを除く)
・オーディオ専用NASの存在(利便性、静粛性を除く)
・CDトレイを閉じるのにプレイボタンを押してはならない(情報が欠落するようだ)
・そのうちオーディオ専用キーボード、マウス、ディスプレイが現れるか?
・未使用端子の入力ショート片、カバー等

知識のない人(非マニア)がマニアに進められれば、そうなのか、と納得するものばかりかも知れません。あるいは「全く無意味だから」と教えられれば、そうなのかと納得するでしょう。

オーディオに拘る人の特徴として、これらを全く無意味とする人と半分程は信じるという人と全てに気を配るという人に別れます。すべてオーディオマニアだと思います。(私もです)

「無知の知」という言葉があります。真の知の探求はまず自分が無知であることを知るという意味です。このことを踏まえて論ずることは賛成できますが、あまりにも知らないこと=未知の事実という図式で音響を論ずることが往々にしてあります。
マニアを自称するのであれば知識の蓄積、経験する努力(例えばDBT=ダブルブラインドテスト)はあたりまえです。「そう感じるのならそれでよい」で済む話ではないと思うのです。
非マニアの一般の人が「オーディオ趣味を始めた後の」行く末を案じないわけがありません。

これこそが「オーディオのオカルト性」を生んでいるのです。

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MSXのPSG音源にやられていた

MSXのPSG音源にやられていた当時

懐古的な話はしたくないと思うものの、ちょっとだけいいですか。ね。ちょっとだけ。
(注意)以降カッコ()内はもう一人の俺である。


MSXは1983年~1990年まで存在していたパソコンである。(詳しくは書かないで下さいね。頼むから)
40代であれば懐かしく思える方が多かろう。俺はMSXのマイクロソフトMSX-BASICのROMを逆アセンブルしてほとんど全てのサブルーチンフックを解析し、拡張ROMカートリッジをいくつも自作していた。(超変態ですね)
代表的なものではGPIBインターフェイスまで自作した。(GPIBとは計測器とコンピューターの通信規格です。こんなものは業務用パソコンにしか付いていません。バカですね)
果てはA/D変換、D/A変換、パラレルI/O、RS-232C通信まで自作して一人悦に浸っていた。全てBASICからコントロール可能なので販売するか?とも考えていた。実はMSXにはMSX-DOSと呼ばれるCP/M互換OSを供給して従来CP/Mアプリケーションと互換性を持っていた。これらを利用し、C言語も使えたので開発はそんなに難しいものではなかった。
MSXのハードを利用したのはそのコスパの素晴らしさである。MSXは2万円以下で手に入った。当時の主力はPC-9800シリーズでありこちらは60万円は下らなかったことを考えれば、非力なCPUであろうともそのコスパは抜群に良かった。
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2014年12月25日木曜日

再現音感と聞き音感の違いを理解する。

「再現音感」と「聞き音感」の違いを理解して下さい。

→ 絶対音感、相対音感は不要。(参考)
→ 相対音感と再現音感はちがうのか。(参考)

誰でも歌の上手、下手が分かります。
これは人間が生まれたときから持っている能力です。太古の人間から現代に至るまでの進化の過程で「聞き音感=心地よい音とリズムの分類」という機能を得たのです。










歌の上手、下手に関係なく誰でも、他人の歌の上手、下手が区別できます。
これって不思議だと思いませんか。
※ポルタメントとかシンコペーションなどの細かいミスは感知しにくいですが。

上手、下手は歌いだしからしばらくは(といっても2小節くらい)感知できません。
そのうち、あーこの人上手だな、下手だなと思い始めます。

歌は絵画と違って、上手下手を認識するのに時間が必要です。時間芸術といっていいでしょう。

1.不協和音への反応
不協和音って分かりますか。
和音はピアノで「ドミソ」を同時に打鍵すると協和音として聞こえます。ドミソ和音はCコードと言いますね。根音「ド」を基準に真ん中の音「ミ」を半音下げた場合以外の他音との組み合わせが不協和音です。音がぶつかるなんて表現をします。
ピアノで不協和音だけを「バーン」とならすと、全員が不快に感じます。
協和音は同様に全員が美しい!と感じます。
和音をアルペジオと言って単音を連続で「ポロロロン」と弾いた場合でも同様に感じます。
これは人間の脳がもともと持っている生理現象なのです。経験も訓練も関係ありません。
音楽家、非音楽家共通です。乳児でも分かります。

2.規則性の期待への裏切り
先ほど歌は時間芸術だ、と言いましたが、音楽はテンポの規則性で成り立っています。
どんなに美しい音程の繰り返しでもテンポが乱れると「ガクッ」となりますよね。
これは時間的な規則性への期待を裏切られるためです。

と前置きしておいて

「ではこれからアカペラで新作の歌を発表します。聞いてください。」

新作ですから誰も旋律も歌詞も知りません。
知らない曲のアカペラを聞かされて下手だなと感じるのは

1.旋律の前音と後音間の音程のずれ
2.各音に達するまでの時間の規則性の乱れ

の2つです。

1.の理由
先ほどのピアノの和音のアルペジオの速度を落としていきます。すごく遅くなっても
違和感は残ります。アカペラは和音とは違い単音の連続ですが、アルペジオと同じく人間の脳は1つ前の音を常に覚えているため、次の連続する音への違和感を感じるのです。
これは不協和音を聞かされたときと同じ反応を脳が起こしているためです。

2.の理由
書くまでもないですが、テンポの規則性への裏切りです。
作曲は完璧だという前提であれば、楽譜通りの各音の長さに従っていないということです。
楽曲に同じフレーズの繰り返しを入れて作られることが多いのは、規則性への期待に応えるためです。そのほうが気持ちがよいのです。

誰もが知っている歌をアカペラで披露する場合はさらに悲惨な結果が待っています。
誰もが歌のイメージを頭の中に持っていますので上記1.2.の反応がすぐ起こります。
さらに歌手の歌い方のイメージへの期待を裏切られ、酷評されてしまいます。

カラオケは上手、下手の判断を鈍らせます。
理由はバックバンドの音がたくさん混じるからです。
カラオケとの不協和音が原因だ、と説明しているサイトがありますがカラオケを聞いている
側にとっては歌っている人に注意がいきますのでバンドと不協和音が起こっているななどと
感じることはありません。

歌う側、聞く側両方になって読んでください。

聞けるのに何故歌えないのか。
上記1.2.を逆説的に考えてください。
歌唱には再現性そのための専用の音感が必要だということを理解して下さい。

ではその専用の音感とは何か?

①楽曲を脳内再生した時に「本当に聞いている」のと同じように気持ちよくなれる「音感」
②その脳内再生を声にだして再現する「音感」
の2つです。これを総称して私は「再現音感」と言っています。

自分で歌を再現する事と、歌を聞いて不快、快感と感じる事とは
脳の使う部位が全く違うのです。

歌唱するためには
歌唱の専用音感=「再現音感」を獲得しなければなりません。
  
ここが重要です。

多くのカラオケ教育の最大の欠点と思うのは
「聞くための音感(相対音感)」と「歌うための音感=再現音感」
をごちゃまぜにしていることです。

「歌を自分の声で再現するための音感」という能力は、経験、訓練なしでは得られません。

それが、本ブログの第一段階~第四段階の訓練なのです。

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声域なんて知らなくてもOKです。

選曲のために自分の声域など考慮しなくてOKです。


・声域を知ろう!音程の訓練!は無駄か?
  

カラオケ訓練のサイトでは、声域を知ろうとか音程訓練とかやっているようです。
私も最初は声域程度は知ってもらった方がいいかなと考えていたのですが、

やりません。というか無駄だと思うのです。

理由は、正確な声域は「再現音感」がないと分からないからです。
   
   再現音感 → 再現音感と聞き音感の違い を参照

オクターブ = 音名の「ド」 からその上の 「ド」までの範囲の事と思ってください。

実はカラオケで歌うとき無意識にオクターブ上げたり下げたりで歌っていることが多いです。
女性歌手の歌を男性が歌うときは「たいてい」オクターブ下げてます。
これを意識的にできる人には音感があります。
カラオケの先生に、中央ハ音(C4)を「ポーン」と弾かれて、ハイ発声して下さい。

女性はほとんどの人がその周波数 261Hzを出します。
男性は、130Hzと261Hzのどちらかに分かれます。音感のあるひとだけ正解が出せます。

先生は何も言わないと思います。ハイOKですねで終わります。
「貴方、オクターブ下ですよ」と言われたらその先生はやめましょう。


これは自然な話で悪いことでもなんでもありません。
自然にでる音階で歌い始めればいいだけです

例外はあります。
カラオケでないので無視しておこうと思いましたが書いておきます。
合唱に参加していて混声3部、4部で声域パートが分けられている場合は
絶対にオクターブを間違えてはなりません。あたりまえですね。

24時間TVの「♪サライ」という曲があります。
この歌は男性でも女性でも幅広く日本中で歌ってもらうことを前提に作曲したのです。女性は必ず楽譜通り歌います。男性は必ず1オクターブ下で歌います。オクターブ選択の余地なしという歌です。

結果的に気持ちよく歌えればそれでよいのです。

ご参考 → 裏声、ファルセットは専門用語 

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2014年12月24日水曜日

カラオケ究極の極意 第四段階


自分の歌唱を分析します。

ここが「再現音感」の訓練です。

録音した自分の声をじっくり聞いて分析してください。
こりゃだめだと思っても諦めずに楽譜に赤ペンでチェックをいれて、第二段階へ戻ります。
合わせ歌いには赤ペン部を意識して歌手とぴったりあわせる努力が必要です。

分析チェックポイントは以下の7つです。

  これも参考に→ 童謡は簡単。なぜか。

その1 歌いだしの感じ
最初の音程に達する速度はどうか、不自然ではないか。2度ほど低い音程からすっと立ち上がる感じをつかむ。
歌いだしの印象は大事です。カラオケスナックなどでここだけで客を振り向かせることが出来ます。 

その2 リズム(再現音感が感じられるか)
無意識に遅くなったり早くなったりしてないか。休符を意識していれているか。

その3 音程のゆれ具合(再現音感が感じられるか)
2分音符、全音符、スラー(音符が曲線でよこにつながってる)の音程維持はできているか。
音程がゆれているな、と感じたときは声量が出ていないのが原因です。  

その4 子音、拗音の発音
強く出ているか、子音がしっかり聞き取れるか。苦手な子音を探して克服して下さい。
   参考→ 子音などが及ぼす音響機器への影響。

その5 ポルタメント処理(再現音感が得られたか)

これは中ボスです。(ボスって分かりますか。ゲームの敵のことです)

     ポルタメント = 前音から後音への音程(ピッチ)の変化具合です。

互いの音高が離れているほど難しくなります。
一般に音痴と感じている人はこれがゆるやかすぎて音程を合わす余裕がないので音痴に聞こえてしまうのが原因だと思います。
「ゆず」の楽曲には1オクターブの音高が平気で現れます。歌う側は大変です。
ポルタメントが早すぎると機械的な歌い方になりますが、結果としてはポルタメントなしで歌うつもりでいいと思います。
音高が離れていると後側の音程はたいてい狂いますのでそこを「ぴしっと」合わせられるかどうかが勝負です。 

ですが楽譜には意図的にポルタメント歌唱を要求する箇所があります。タイです。


典型的な曲はたとえばHYの「♪NAO」です。音高がゆるやかなので一見簡単に見えます。(楽譜は載せられません、すみません)
このタイを同じ音程でごまかしたり、ポルタメントを切ったり、だらしなく上げ下げすると曲のよさが半減します。
特に苦手な子音からの母音への音程変化は難しい箇所となりますので課題のひとつです。

  簡単な例) 「かあちゃん」と「あーちゃん」とどちらがいい易いですか。
          赤ちゃんが子音を省いて言葉を覚え始めるのは聞き取りと発音が
          難しいからです。
          お子さんが子音を省いているな、と感じたらお母さんは自分の
          発音に注意したほうがいいということです。

その6 シンコペーション(再現音感が完成したか)
大ボス、強敵です。
シンコペーション進行がちゃんと楽譜通りに歌えているかチェックします。 
 

  シンコペーション = 基本の拍(4拍子、3拍子など)と食い違ったリズム

                



この例に限りませんので見分けるのは難しいですが、なんだか原曲と違うという違和感はたいていこのシンコペーション進行が原因です。
 なぜ難しいか?それは学校唱歌にシンコペーション進行を使った楽曲が少ないからです。リズム感が染み付いていないのです。
 シンコペーション進行は旋律に独特の揺らぎを与えるため現代ポピュラー音楽の基礎にもなっています。曲に全体インパクトを与え、同時に見事なシンコペーションはその瞬間に聞き手に感動を与えます。あなたが課題曲を選んだ理由がもしかしたらそこにあるのかも知れませんね。
                 
ところが難しい子音→母音への音程変化とリズム変化が同時に起こってしまうのがシンコペーション進行なのです。

シンコペーションのたくさんある楽曲は選ばないほうが本当はいいのです。

演歌を歌うひとにも要注意です。最近の演歌はシンコペーション多用の曲が増えています。
シンコペーションのリズムに完璧にはまるとそれを聞いていた人は「はっ」として背筋が震えるはずです。それほどに曲の印象付けにおおきな効果があるので、歌いこなせれば至極の一曲となるでしょう。 

代表曲では 谷村新司さんの「♪昴」です。
その他では、レミオロメンの「♪粉雪」でしょうか。
日本が誇るポピュラー曲ですが、これらを完璧に歌いこなすのは難しいです。   
                  

その7 歌い終わり
音程の変化や、フェードアウト(だんだん声を小さくすること)、長さです。
各パートの終わりや最後の歌い終わりでは声をフェードアウトします。伸ばしきれずにかすれて音程がずれてしまいがちです。
これは自分のくせだと思って、マイクを思い切り離して最後を潔く「ぴっ」と切ってしまうのもテクニックです。
直すのであれば最後のブレス(息継ぎ)に余裕を持たせて肺からの空気の流量を減らそうとせず、最後の1秒くらいで声を無理なく絞ります。
これでも十分うまく聞こえます。(ビブラートには声量が必要ですし)

以上です。

1回聞いて満足できればそれでいいんですが、まずそんなことはありません。 「何ダコリャ」 が最初の感想でしょう。

ですが、これまでずっと歌ってきた歌の場合は一発でうまくなったと実感できるかもしれません。
「何だこりゃ」の原因は原曲の歌手のイメージが自分のものになった証拠でもあります。
めげずに楽譜に赤ペンでチェックをいれて、第二段階へ戻ります。合わせ歌いには赤ペン部を意識して歌手とぴったりあわせる努力が必要です。
身近な人に聞いてもらうのもいいでしょうが、具体的な指摘が出来る人は少ないと思います。一番楽曲を聴いているのは貴方自身なのですから。
なかなか直らないときは難しい部分の脳内再生力が弱いと見て間違いありません。難しいため意識的に飛ばしていて聴いていないことが原因です。
家事をしながらで良いのでて難しいところを脳内再生できる力を鍛えてください。

☆バックにカラオケがあると、この「何だこりゃ」感がつかめず、なんとなくうまく思えてしまうのです。 

それでは次にいきましょう。いよいよカラオケ本番です。

第五段階  再現音感=歌唱力が手にはいりました。


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2014年12月23日火曜日

カラオケ究極の極意 第三段階

第三段階ー脳内バンドでアカペラ録音

第三段階は厳しい道のりですが頑張ってください。
カラオケを使わずアカペラを録音してください。
かなり勇気がいりますが自分ひとりです。
すぐに慣れます。

①録音機器環境について

その1 ボイスレコーダーの利用
現在ではさまざまなボイスレコーダーが販売されており、高性能品も価格が落ちてきました。是非、楽器練習用と謳っている高性能なものを買ってください。いい音で聞くことが重要です。
ただしこの場合はエコー(リバーブ)がかかりません。

その2 推奨環境
   ①マイク → 出来ればコンデンサーマイク
   ②マイクプリアンプ 
   ③エコー(リバーブ)回路(少なめにかけること)
   ④アンプ → アンプからラインアウトを使ってPCかボイスレコーダーに入力
   ⑤スピーカーまたはヘッドホンからの出力

環境を整えるのは大変と思いますが私としてはこちらをお勧めします。 

②楽譜を用意する。

③録音ボタンを押して、ちゃんとイントロを脳内で流して歌い始めます。
このときも大きな声で歌って下さい。
歌っている最中は脳内再生は止まりますが、耳に入った音が歌手イメージと比べて違うかどうか判断してくれます。
休符中や間奏中は脳内再生を行ってください。(たぶん自然にそうなると思います)    
脳内音程は予想外にあやふやで最初は思った通りに音程が出ないと思いますが、頑張って繰り返してやって見てください。必ず「おっ」という瞬間が訪れます。

④0円ヘッドフォンも活用して下さい。

   自分の手を使って正確な音をつかむ方法です。
     リンク → 0円ヘッドフォン
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2014年12月22日月曜日

TEAC UD-301 レビュー


開梱浪漫シリーズ始めました。 → 始めに。

第一弾 → DELI  ZENSOR1
第二弾 → ReadyNAS RN-102
第三弾 → YAMAHA HS8S   前段の話し → 購入してしまった。
第四弾 → Thomann S-75Mk2     前段の話し → ZENSOR1料理法
第五弾 → SONY HDR-PJ800     前段の話し → 10年振りにハンディカム買った

TEAC UD-301 レビューシリーズ

  ・1回目 これ
  ・2回目 → UD-301のUSB転送レートについて
  ・3回目 → UD-301でfoobar2000再生(報告のみ)
  ・4回目 → UD-301でPotPlayer+ReClock再生(再生ソフト順位)
 
他UD-301含めたシステムについて(2016/2/25追記)
もしお暇があれば見て行ってください!


TEACのUD-301を使い始めて1ヶ月程立ちました。


ハイレゾ音源に興味があったのと、どうしてもローランドのUA-55と比較がしたかったので購入しました。
まあ、衝動買いというやつですわ。

実はTEAC製品を買ったのはこれが初めて。
それまではONKYO製がメインでした。

音を出して一発目、
「、、、ハハハなんだこれ。まるで違うぞ。」
笑ってしまうほど、音質が違う。





CDからのWAVファイル無圧縮リッピング(44.1Khz)で比較しても違いがあきらかです。
ピアノの音の中広域でローランドは若干耳に不快な角や髭があるのですがUD-301はそれが無くなって、音が滑らかできめが細かいです。

(2016/2/25追記)

PS3(プレイステーション:ゲーム機です)のオプティカル出力をUD-301へ繋げたのですが!これがすごい!もう感動ものです。
PS3は48KHz、16ビットですが、まさしくその性能が120%発揮されている感じがします。
ある時鳴ったBGMで突然立ち上がり、部屋中を走り回り、UD-301の出力をRoland UA-55で録音している自分に気が付きました。いったい俺は何をしているのか?たかがゲーム音楽で?

ちなみにこのゲーム楽曲です。(分かった人はFFマニアです)


どのように機器と接続しているかは下図をご覧下さい。


途中にセレクターを入れていますがモニタースピーカに直結です。
スピーカーはアンプやらケーブルやらとの相性があるので、私はかなり昔からモニタースピーカーしか使いません。
パッシブスピーカーの良さもわかるのですが、アンプの選択肢が広すぎて原音再生にこだわるとどうしてもモニタースピーカーになってしまいます。





ニコニコ動画、YouTubeの音質も変わりました。面白いものです。
再生ソフトは「TEAC HR-Audio」しか試していません。その他のソフトはこれからのお楽しみですね。

おいっ!肝心のハイレゾ音源はどうなんだっ!

まだ3つアルバムを購入しただけなので、正直良く分かりません。ハイ。
ハイレゾ音源って元のCD音源と比較しないと良さが実感できないんですよね。

だけど、ハイレゾ音源ってクラッシク、ジャズ、アニソンが多くてなんかジャンルが偏っています。
いざ購入しようと思ってもなかなか選べません。

今、USB-DACを検討中のかたはUD-301も候補に入れてください。
(って私はTEACの回し者ではありませんよ)
買って損はない製品だと思います。

ハイレなんか関係なくとにかくPCの音が数ランクアップしますよ。

もしお暇があればUD-301を含めたシステムの出音などリンクも見て行ってください。

また、追加があればレビュー致します。 → UD-301 レビュー(2)へ
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往年のブランド「テクニクス」が復活!


記事更新! → いよいよ出荷開始か?

テクニクス関連をネットで調べてたら、なんとテクニクスブランドが復活するというニュースが飛び込んできました。
中学からテクニクスで育ってきた身としては、大変なニュースです。

   → 詳しくは「音の系譜」を見てね。

テクニクス復活のシンボル、2つのオーディオ製品ラインに投入された3つの技術

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1409/30/news052.html

涙ぐんでそのニュースを読むと、ありゃ?

第1弾商品となる「R1シリーズ」は、リファレンスを目指したハイエンドオーディオシステムだ。ステレオパワーアンプ「SE-R1」(158万円)、ネットワークオーディオプレイヤー兼プリアンプ「SU-R1」(83万8000円)、フロアスタンディング型スピーカー「SB-R1」(134万8000円、1本)の3製品で構成され、セット総額は511万4000円(税別)という高額商品となった。

うううっ、パナソニックよお前もか!団塊世代の老後の蓄えを狙った悪徳メーカーに成り下がったのか!!!
いや!ちょっと待て、続きを読んでいくと、

一方の「C700シリーズ」は、R1シリーズのエッセンスを多分に盛り込んだプレミアムオーディオラインだ。ステレオインテグレーテッドアンプ「SU-C700」(15万8000円)のほか、ネットワークオーディオプレイヤー「ST-C700」、CDプレイヤー「SL-C700」、スピーカーシステム「SB-C700」(15万8000円、2本セット)を用意している。

微妙である。いや、下位機種の価格設定が。
各コンポーネントの価格が10万円前後がマニア閾値と見ている私にとっては微妙な価格設定だ。
上位機種の1/10というのがポイントになるが、基本回路はおそらくどちらも同じではないかと目論んでいる。

なにしろ天下のパナソニックである。株価が高値安定でハイレゾに本腰を入れたと見て良いのだろうか。ハイレゾは今のところ私には全く分からないのだが(そのうち書きます)、将来性があると見込んだのなら信じてもいいぞ往年のテクニクスよ!お前のおかげで現在の私があるといっても過言ではないのだから。

次の記事 → いよいよ販売開始か?
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2014年12月21日日曜日

童謡が歌い易いのは何故か?


童謡は大変歌いやすいです。どうしてでしょうか。

1.童謡は、前音とそれに続く後音の音高の差が少ないメロディーで作曲されています。
2.ファ音、シ音を使わないメロディーペンタトニックスケールといいます)で極力作曲されています。
3.作曲にシンコペーション進行をあまり使いません。

   シンコペーション進行→ 第四段階 歌唱の分析を参照

 ~ ♪象さん、象さん、お鼻がながいのね。そうよ、母さんもながいのよ。~

童謡「♪象さん」ペンタトニックスケールです。
歌謡曲で有名なところでは 谷村新司さんの 「♪昴」です。
鍵盤では「黒鍵」だけで弾ける曲です。オクターブ間に黒鍵は5個しかありません。

いやいや、「♪昴」は難しいよ、それは間違ってる。
そうですね。でもこの曲は全編シンコペーション進行です。
(楽譜は載せられません。)
「♪昴」シンコペーションを克服してないとうまく歌えません。

「再現音感」は離れた音高と各調における「ファ音」、「シ音」が苦手です。だから童謡は歌いやすいのです。
特にシンコペーション進行が大の苦手です。
これらを踏まえて、歌唱の分析を行ってください。

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2014年12月20日土曜日

絶対音感、相対音感は不要












1.絶対音感
特殊能力であり、楽曲を聞くためには全く必要ありません。
また歌唱力との関係もありません。
むしろ、この能力をもっていると音楽を楽しむことが出来ないと思います。

2.相対音感
人類全員が持っている能力です
なので皆さんは音楽をリスニングして楽しむことができます。
これも歌唱力とは関係ありません。

最大の問題は
多くのカラオケ教育サイトで絶対音感、相対音感を 「歌唱力」と関係付けていることです。
ですから習っている側の感覚がおかしくなり
「いつまでたっても歌唱力が上がらない」のです。

よくカラオケ教育サイトで「相対音感を鍛えよう」とありますが、
音楽が大嫌いな人に音楽はたのしいよ!って教えることと同義です。音楽の専門化になってくださいと言っているのと同義です。
そう教えるために相対音感を鍛えることは意味があります。
歌唱力には関係ありません。


私は、歌うための音感を「再現音感」と言っています。

     → リンク 再現音感と聞き音感の違い

「再現音感」は「絶対音感」でも「相対音感」でもありません。
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裏声、ファルセットは混声合唱専門用語です。

裏声、ファルセットは人の声域を研究する場合の専門用語です。

普通の人は裏声とかファルセットなんて言葉は忘れてください。
意識する必要はありません。







そもそも声がひっくり返ったら歌にならないはずです。咳き込んで終わりです。
無理に高い音を出さないで下さい。声帯を傷つけます。
カラオケでキー変更(調変更)をして歌えば済むことです。

ウィキペディアによれば
【ファルセット】
ファルセットと呼ばれうる声全般に共通の特徴は高い声が出しやすく、起声が弱く、喉の負担が小さいことである。

【裏声→換声点】
歌の苦手な人や普段歌う機会の少ない人たちにおいては、各声区の間に自分では発声できない音高・音域がしばしば生じる。(中略)特に顕著に現れるものが一つだけ存在し、ただ「換声点」というときはこの最も顕なものをいう場合が多い。その他の換声点は無意識のうちに過ぎてしまうことも多く、専門家以外には認識しにくいものである。

などと書いてあります。

「高音を歌うにはファルセットを使う事です!」のようなサイトの書き込みをみると
高音の出し方と裏声とファルセットを混同して書かれているようにしか思えません。

考えられないような高い音を出せる人がいます。これらの人たちは特別な能力を持っています。
第二次性徴期に高い音の声の出し方を訓練をした人は、その後も継続します。
それを過ぎた時期に訓練を始めてもあまり効果は出ません。
私は中央ハ音のオクターブ上C5、D5まで出ますが、これが裏声などど意識したことは全くありません。でもこの音階で十分です。これ以上高い音をだそうなど微塵も思いません。

言えるのは2つ

・高い音を普段出さない人、普段歌っていない人には高い音が出しにくい。
・裏声とかファルセットという言葉は合唱音楽専門用語です。

かなということです。

音程をコントロールできる範囲が歌の声域です。
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お遊びで使って下さい。

再現音感を試す「お遊びソフトの紹介です」

<あくまでも参考>

Win用の音源ソフトのリンク先   http://www.bitsonic.eu/keyzone.html


Downloadをクリックしてダウンロード後(どこでも良いです)そのままexeファイルをくりっくしてインストールして下さい。
Win7ならスタートメニューのところに「Keyzone」と表示されますにでそれをクリックして下さい。



win8ならスタート画面の下の丸矢印をクリックしてアプリ一覧からKeyzoneを探してください。
画面が表示されたら「Audio」メニューをプルダウンして現在使っている音声出力先を選択して下さい。(そのままでも音はでますが念のため)
画面の中央やや右に「PRESET」と黄色い文字がありますのでそこをプルダウンして「EMPTY」以外の音色を選んで下さい。
鍵盤の中央ど真ん中が中央ハ音(ド、C4)です。

アンドロイドアプリのチューナーも紹介しておきます。人間の声用みたいです。

     例:CarlTune - クロマチック·チューナー(Google play無料)

上の音源ソフトで出した周波数を声で再現してみてください。難しいですよ。

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高音部を歌いたい!何故ですか。

本当に音階の高い音の声必要としていますか。

カラオケ人口5000万人と別の投稿で書きました。
高い音の声で悩んでいるかたはどのくらいいるんでしょうかね。

当然ですが発音訓練だろうが発声訓練だろうが高い音の声は身につきません。

裏声、ファルセットについては → 混声合唱の専門用語

低い音の声は第二次性徴後に出るようになります。
第二次性徴時に楽器などで歌をうたったり、高い音をだしていた人はその後もある程度
高い音の声が継続するようです。このときに高い音を出さずにいた人は声帯が硬くなり
いわゆる声域が狭いひとになります。声域の狭いひとは歌がにがてとなってしまいます。

ここでカラオケ人口の約5000万人に質問。
プロの歌手を目指そうとお考えですか?
カラオケのキー(調変更)を変えても歌えないんですか?

日本の歌でキーを変更しても標準的な声域が出せない曲なんてほとんどありません。
カラオケはキー(調号)を変えられます。キー変更を曲ごとしている人どのくらいいますか。
カラオケ教室に通っているひとだけじゃないでしょうか。

私は絶対原曲キーで歌うのだ、でないとプライドが許さない!ってことでしょうか。

プロ歌手は特別な人たちです。プロゴルファー、プロ野球選手と同じことです。
プロを目指さないのならキーを変えて楽しく歌ってみませんか。
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究極の音痴の定義

究極の音痴の定義です。

【音痴とは】
歌を再現する「再現音感」を発揮していない人を示す言葉です。

自分で歌を再現する事と、歌を聞いて不快、快感と感じる事(相対音感)とは脳の使う部位ぜんぜん違うのです。
音痴を直すには脳の「再現音感」部分を鍛え直す必要があります。

「再現音感」を養うことで歌はうまくなります。

    →絶対音感、相対音感は不要

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カラオケ究極の極意 第五段階(最終)

第五段階-さあカラオケだ!

この章では特に訓練いただくことはありません。

第一段階~第四段階を見事クリアできた方は、まったくカラオケをしたことがなくてもきっと驚くほどうまく歌えると思います。
   

カラオケの楽曲はこれまで聴いてきた原曲とはキーもテンポも楽器も変わっていますが心配いりません。

歌唱力=再現音感がついた貴方は、音感、発声、発音が自然と改善されているはずです。

歌唱力が上がっていますので、2曲目からは短時間で満足できるアカペラが出来るはずです。
さらに昔から知っている曲で、ぜんぜん全く練習してない曲でもうまく歌えるようになってきます。
   歌唱力が上がるということはこういうことです。

他の人の悪いところ、不自然なところもだんだん分かってきます。
   歌唱力が上がると歌の基本が分かってくるのです。 

カラオケは楽しむものであり、歌を上達させる行為ではありません。そのことをよーく肝に銘じてください。 
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2014年12月19日金曜日

相対音感と再現音感は違うのか。


相対音感と再現音感は違うのでしょうか。

相対音感の捕らえ方が人それぞれで異なるので違うと断定できません。

相対音感という言葉は元々音楽の専門家だけの言葉でした。
相対音感という言葉が、専門家から一般の人に知られる段階で、
その解釈の仕方が人それぞれ違ってしまったのです。

だから私は「音感など一旦忘れろ」と言っているのです。

・歌を聞くための「相対音感」は生まれつきの能力です。
・歌を再現するための「再現音感」は元々人間には備わっていません。

「歌を自分の声で再現するための音感」という能力は、経験、訓練なしでは得られません。

再現音感とは何か。
①楽曲を脳内再生した時に「本当に聞いている」のと同じように気持ちよくなれる「音感」
②その脳内再生を声にだして再現する「音感」
の2つです。これを総称して私は「再現音感」と言っています。

自分で歌を再現する事と、歌を聞いて不快、快感と感じる事とは
脳の使う部位がぜんぜん違うのです。

歌唱するためには
歌唱の専用音感=「再現音感」を獲得しなければなりません。
  
ここが重要です。

多くのカラオケ教育の最大の欠点と思うのは
「聞くための音感(相対音感)」と「歌うための音感=再現音感」
をごちゃまぜにしていることです。


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エコーと声のツヤの関係

エコー電気回路と声の関係について。


カラオケは実際にはマイクとエコーを使います。音楽界では「リバーブ」と言います。

出来ればエコーは練習でも使って下さい。
エコーのかかり方を実感することで自分の発声を直せる可能性があります。

エコー(リバーブ)は残響音のことだと理解している人が多いと思います。
「あっ」と短くマイクに入力してエコーをかけるとその後にも響きが残ります。
それがエコーでしょ。そうじゃないんですか?


正確には違います。
「あーーーーー」と長く発音しているその間もずっとエコー回路は働いています。これがツヤのある声を生んでいるのです。
残響音に聞こえるのはエコーの残りかす「後期残響」です。

実は
エコーの良く効く人と
良く効かない人がいるのです。

良く効かない人はどうしても上手に聞こえません。発音を治す以外にないようです。

声には清音、濁音、母音、子音、拗音、破裂音など音質にかかわる発声方法があります。

濁音(だ、ざ、ぶ、ぎ、etc)
子音(か、た、り、etc)または英語の発音(th,ch,sh)
拗音(しゃ、きょ、ちゃ、etc)
破裂音(ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ)

これら発音形式は音楽的にはディストーション(ひずみ)とエフェクト(特殊効果)になります。
これがプリアンプに入って、エコー電気回路を通るときにエコー効果がでます。
また、整数倍音といって基音からオクターブ高い音がいくつも重なる成分がエコー回路に混ざると非常に神秘的な美しい音になります。

歪み成分や整数倍音が清音(あ、は、や、etc)に混ざる声質のひとはマイクで歌うととてもうまく聞こえます。男性歌手で声帯を一旦つぶしてデビューした人いましたよね。

CDで聞くとすばらしい歌声の女性歌手も素での会話は普通に聞こえますがマイク+リバーブで
十分な声量で「アー」と言っただけですばらしい音声になります。

子音、濁音、拗音、破裂音の発音がうまいひとも同様にうまくきこえます。

大きい声がエコーに倍音を生みます。倍音が豊かな音は残響音の成分が細かくなり、密度が上がります。逆に倍音の少ない軽い音にリバーブをかけるとペラペラな平べったい音になります。
兄貴!のアニメ主題歌の天才歌手 水木一郎さん
ロボットアニメの主題歌は濁音と破裂音のオンパレードです。
マジンガーZの「ぜえええっと」の絶叫がものすごく響いて、迫力があります。
この方の発音コントロールはすごいと思います。またマイク、エコーの特性がよく分かっていらっしゃると感じます。

ためしにカラオケルームで「東京特許許可局」とと強い声でマイクに入力してみてください。すごく響くと思います。(その前に発音出来ないかもしれませんが)

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